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QC検定3級 管理図③

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 管理図に関する次の文章において,   内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。

 ある会社では製造工程を管理図を用いて管理している。群の大きさは1日とし,1日あたり10個の製品をサンプリングして管理図を描いている。今回,2つある工場,A工場とB工場で製品の特性値に違いがある懸念があった。1日あたりA工場とB工場からそれぞれ5個の製品をサンプリングしたので,工場で層別した管理図も作成した。

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 これらの管理図から,次の事項が読み取れる。

① 長い連が確認できるのは (1) である。

② 中心傾向が確認できるのは (2) である。

③ 管理限界線を外れる点が確認できるのは (3) である。

④ A工場とB工場で値が大きく異なるのは (4) である。

⑤ 今後の管理については, (5) のが望ましい。

 

(1)〜(3)の選択肢
  1. 全体のX管理図
  2. 全体のR管理図
  3. A工場のX管理図
  4. A工場のR管理図
  5. B工場のX管理図
  6. B工場のR管理図
(4)〜(5)の選択肢
  1. 母平均
  2. 母分散
  3. 工場別に管理図を作成する
  4. 全体の管理図を継続利用する

 

解答

(1) (2) (3) (4) (5)

解説

① 長い連が確認できるのは A工場のX管理図 である。
は,中心線(CL)を挟んだどちらか一方の側に連続して点が並ぶ状態をいいます。
グラフを見ると,明らかにA工場のX管理図が,下側に連続して点が並んでいることがわかります。

② 中心傾向が確認できるのは 全体のX管理図 である。
中心傾向は,中心線(CL)と管理限界線(UCL or LCL)との間において,中心線寄りの1/3間に連続して点が並ぶ状態をいいます。
グラフを見ると,明らかに全体のX管理図が,該当することがわかります。

③ 管理限界線を外れる点が確認できるのは A工場のR管理 である。
管理限界線を超えているのは,A工場のR管理図であることが明らかです。

④ A工場とB工場で値が大きく異なるのは 母平均 である。
X管理図に着目すると,A工場とB工場のCLが大きくずれていることがわかります。これは母平均が大きく異なっていることを表します。
なお,母分散の差異はR管理図のCLで判断しますが,A工場とB工場に違いはありません。

⑤ 今後の管理については, 工場別に管理図を作成する のが望ましい。
母平均に違いがあることから,工場別に管理図を作成するのが適切です。