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適性科目 平成29年度 Ⅱ-12

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 技術者にとって安全確保は重要な使命の1つである。2014年に国際安全規格「ISO/IECガイド51」が改訂された。日本においても平成28年6月に労働安全衛生法が改正され施行された。リスクアセスメントとは,事業者自らが潜在的な危険性又は有害性を未然に除去・低減する先取り型の安全対策である。安全に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 「ISO/IECガイド51(2014年改訂)」は安全の基本概念を示しており,安全は「許容されないリスクのないこと(受容できないリスクのないこと)」と定義されている。

② リスクアセスメントは事故の未然防止のための科学的・体系的手法のことである。リスクアセスメントを実施することによってリスクは軽減されるが,すべてのリスクが解消できるわけではない。この残っているリスクを「残留リスク」といい,残留リスクは妥当性を確認し文書化する。

③ どこまでのリスクを許容するかは,時代や社会情勢によって変わるものではない。

④ リスク低減対策は,設計段階で可能な限り対策を講じ,人間の注意の前に機械設備側の安全化を優先する。リスク低減方策の実施は,本質安全設計,安全防護策及び付加防護方策,使用上の情報の順に優先順位がつけられている。

⑤ 人は間違えるものであり,人が間違っても安全であるように対策を施すことが求められ,どうしてもハード対策ができない場合に作業者の訓練などの人による対策を考える。

 

 

解答

 ③

解説

① 「ISO/IECガイド51(2014年改訂)」は安全の基本概念を示しており,安全は「許容されないリスクのないこと(受容できないリスクのないこと)」と定義されている。
適切です。

② リスクアセスメントは事故の未然防止のための科学的・体系的手法のことである。リスクアセスメントを実施することによってリスクは軽減されるが,すべてのリスクが解消できるわけではない。この残っているリスクを「残留リスク」といい,残留リスクは妥当性を確認し文書化する。
適切です。

③ どこまでのリスクを許容するかは,時代や社会情勢によって変わるものではない。
どこまでのリスクを許容するかは,時代や社会情勢によって変わるものです。

④ リスク低減対策は,設計段階で可能な限り対策を講じ,人間の注意の前に機械設備側の安全化を優先する。リスク低減方策の実施は,本質安全設計,安全防護策及び付加防護方策,使用上の情報の順に優先順位がつけられている。
適切です。

⑤ 人は間違えるものであり,人が間違っても安全であるように対策を施すことが求められ,どうしてもハード対策ができない場合に作業者の訓練などの人による対策を考える。
適切です。

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