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適性科目 平成26年度 Ⅱ-10

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 気候の変化による災害が多発している。また,平成23年の東日本大震災を通じてさまざまな施設の安全には限度があるのではないかと市民は考えるようになった。事実,施設の強度や高さの設定根拠を上回る外力により,施設が危険な状態になることがあることも想定し,これは受容すべきリスクとして施設等を設計することが行われている。また,一般の産業や工事においても,安全を確保しているとされる機械や施工において事故が発生している。
 これら安全の認識と対応に関する次のア)〜エ)の記述について,正しいものは◯,誤っているものは×として,最も適切な組合せばどれか。

  1. 自然災害や産業において安全性を高める手法としてリスクマネジメント手法が用いられる。リスクアセスメントによりリスクの重大性が評価されたものに対する対処方法としては,リスク回避,リスク低減,リスク移転,リスク保有などがあり,これを担当する科学者や技術者は最適な選択を行うように努力することが必要である。
  2. さまざまな施設を設ける際に受容すべきリスクが存在するのであればリスクマネジメントを担当する科学者や技術者は,その受容すべきリスクがどのようなものであるのかを説明すべきであるが,もしリスクが顕在化した場合の被害については,知見の外なので説明の必要はない。
  3. 産業においては,職場の潜在的な危険性や有害性を見つけ出し,低減・除去するための手法としてリスクアセスメント等の実施が努力義務化されている。これは災害が発生していない職場であっても潜在的な危険性や有害性は存在しており,これが放置されるといつか災害が発生する可能性があることを考慮したものである。
  4. 未経験なリスクに対して市民は過大や過小に評価する一般的傾向があるため,科学者や技術者は,自然災害や産業災害のリスクが一般市民に正しく伝達されるように,適切な助言を行う必要がある。
 
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解答

 ④

解説

  1. 自然災害や産業において安全性を高める手法としてリスクマネジメント手法が用いられる。リスクアセスメントによりリスクの重大性が評価されたものに対する対処方法としては,リスク回避,リスク低減,リスク移転,リスク保有などがあり,これを担当する科学者や技術者は最適な選択を行うように努力することが必要である。 ⭕️
    適切です。

  2. さまざまな施設を設ける際に受容すべきリスクが存在するのであればリスクマネジメントを担当する科学者や技術者は,その受容すべきリスクがどのようなものであるのかを説明すべきであるが,もしリスクが顕在化した場合の被害については,知見の外なので説明の必要はない。 ❌
    リスクが顕在化した場合を想定して説明する必要があるため,不適切です。

  3. 産業においては,職場の潜在的な危険性や有害性を見つけ出し,低減・除去するための手法としてリスクアセスメント等の実施が努力義務化されている。これは災害が発生していない職場であっても潜在的な危険性や有害性は存在しており,これが放置されるといつか災害が発生する可能性があることを考慮したものである。 ⭕️
    適切です。

  4. 未経験なリスクに対して市民は過大や過小に評価する一般的傾向があるため,科学者や技術者は,自然災害や産業災害のリスクが一般市民に正しく伝達されるように,適切な助言を行う必要がある。 ⭕️
    適切です。

参考情報

過去の出題

 

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